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2項道路とセットバック にこうどうろとせっとばっく (お役立ち用語)

(2016年5月14日)
2kou
建築基準法第42条第2項の規定により道路であるものとみなされた幅4m未満の道を「2項道路」と呼びます。

 

 

建築基準法第42条第2項の規定

建築基準法第42条第2項では、道路の幅は4m以上あるべきだと考えられています。消防自動車が入って行って火を消すということを考えると、防火上、幅4mないと極めて危険であるというわけです。
この2項道路に面する土地では、次の1)または2)の範囲に建物を建築することができない、とされています。

1)その道路の中心線から水平距離2mの範囲

2)その道路の片側が崖地、川、線路等である場合には、その崖地等の側の道路境界線から水平距離4mの範囲

つまり、2項道路とされている道路はその幅が4m未満しかありません。
そのままでは防火等の面で十分な道の幅を確保することができませんので、2項道路を含めて4mの範囲内には、建築物や塀などを造ることを禁止し、4mの空間を確保しようという趣旨なのです。2項道路に面する土地では、この規定により、自分の土地でありながら、一定の部分には新たに建築をすることができないこととなります。つまり、この部分に建設をする時は、下げて物件を建てなければなりません。
そこで、こうした道路幅を意識した建設を、英語での「後退」を指す、「セットバック」と呼んでいます。

それでは現実にこの規定により、道路が4m以上になっていくかというとそうではありません。
道路を4mにするために、そこにある物件を強制的に排除するという法律ではないのです。
「新たに建設するときは、4m以内には建ててはいけないよ」ということですから、塀などをそのままにしておいて、「自分の所有する土地を削るもんか」とそのままにしている物件も少なくないのです。

分譲マンションが、道路よりも後退して建設されていているのに、「近隣の物件の塀が道路に迫っていて、道が狭くて不便だ」というケースは、この2項道路の規定で、新築はセットバックしていながら「旧築はそのままである」という事があるのです。
 

投稿者:マンプロ編集長 (67)
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