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【セミナーレポート】 「大規模修繕と防災」~命を守る大規模修繕~ ほか9/10開催分 (管理組合トレンド)

(2016年9月16日)
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「マンションのまち千代田」で、去年の11月以来となりますマンプロセミナーを開催させていただきました!
住民の約85%がマンションなどの集合住宅の居住者である千代田で開催されたマンプロセミナーは、今回も熱い内容になりました。

セミナー 「大規模修繕と防災」~命を守る大規模修繕~

「一度、基本に立ち返ります」
ここは、ちよだプラットフォームスクウェア会議室504・505号室。
パーテーションを取り払ってつなげた二部屋に、翔設計代表取締役である貴船プロの第一声が、朗々と響き渡りました。

かつて、東京が江戸と呼ばれていた時代、集合住宅と言えば長屋を指しました。
そんな長屋文化の面影を、いまの東京に見出すとするならばそれはどこか――。
下町情緒の残る浅草や月島でしょうか。または重層長屋が急増しつつある世田谷区でしょうか。
それらの答えもまた、正答であるといえるかもしれません。
しかし、マンプロではこう考えます。それは、千代田であると。

江戸の中心地であった千代田では、古くから長屋での暮らしが営まれてきました。
玄関を入るとすぐに台所、部屋はせいぜい2部屋程度。共同トイレ、風呂はなし。
神田上水から流れてくる水道水を共同で使い、取水口の水がなくなったら溜まるのを待つ。その間によく世間話が弾むことから「井戸端会議」という言葉が生まれたと言われています。

長屋文化のまさに中心となる場所が、ここ千代田でした。
そして現代においても千代田では、住民の約85%がマンションなどの集合住宅の居住者です。

つまり千代田において、そもそも長屋文化はなくなってはいなかったのです。マンション文化へと変異しつつも、確かにこの千代田の地に息づいていた。そういえるのではないでしょうか。

そんな千代田は、やはりマンプロにとっては特別な場所です。
だからこそ貴船プロは「基本に立ち返る」と宣言したのでしょう。
その宣言通り、まずは集合住宅の歴史を紐解きはじめます。中国客家の福建土楼の紹介を導入に、日本の長屋、軍艦島へと続き、そして、現代のマンションへ。

長屋について説明する貴船社長

長屋について説明する貴船社長

 

マンションの主な工法である鉄筋コンクリートの説明を行い、コンクリートの劣化の仕組みを説きました。
そこからマンションの資産価値を、使用性、耐久性、安全性、快適性の4つに分類して噛み砕きます。
そしていよいよ大規模修繕工事の話に。ここでも貴船プロは、基本に立ち返ることを忘れません。
そもそも大規模修繕とはなにかを説明するところから始めました。「公平」「透明」「合理」という3つのワードで大規模修繕の進め方の原則をわかりやすくまとめ、コンサルタントの上手な使い方を案内します。
さらに調査、修繕項目の選定・改良改善の検討、合意形成、工事発注、工事、そして竣工後のアフター点検までの一連の流れを説明していきました。。

貴船プロが話を終え、ここでバトンタッチが行われます。
大規模修繕における現場監督のプロ・高木の登場です。
貴船プロの話を受け、大規模修繕工事に関わる防災について、以下三つに分けて語りました。

  • 知っておきたい主な避難器具
  • マンション災害の盲点と避難手段
  • 大規模修繕工事中に地震がきたら

一般的なレクチャーだけではなく、現場監督としてならした高木プロが自身の体験談をまじえつつ展開していく講演内容に、みなさま深く引き込まれていらっしゃいました。
特に熊本地震と東日本大震災の際に発生した問題や対処、なにより自身の被災体験について語られたところなどは臨場感もたっぷりで、時折鬼気迫るような説明も混じり、大変迫力を感じるものでした。

マンションからの非難手段について語る高木プロ

マンションからの非難手段について語る高木プロ

 

具体的な内容について、気になる方はぜひ「プロに相談」コーナーまでお気軽にご質問ください。
プロがていねいにご案内いたします。

繰り返しになりますが、この日のテーマの重要ポイントは「防災」です。
当セミナーで防災といえば――そう、簡易起震実験装置「てんとう虫」!

ここであらためて「てんとう虫」について紹介いたします。
「てんとう虫」は、東京大学生産技術研究所の目黒教授と翔設計とで開発して作り出された装置です。
人力で、地震が発生した状況を作り出し、どのような条件化で家具の転倒を防げるかを、視覚的にわかりやすく示すことができます。

「てんとう虫」の役割・効果には以下のようなものがあります。

  • 参加型の防災イベントで実行率をアップ
  • 地震シミュレーションで家具転倒の危険性をリアルに伝える
  • 家具転倒防止策具の効果検証で正しく固定

こちらの「てんとう虫」、実は10月12日(水)に、東京大学駒場Ⅱキャンパスにて完成報告会がございます!
詳しくは当サイトの簡易起震装置「てんとう虫」の完成報告会のお知らせをご覧ください。

「てんとう虫」を使った家具転倒実験の様子

「てんとう虫」を使った家具転倒実験の様子

 

なお、今回はレポートに関係する情報として、東京都防災マップを紹介いたします。東京都総務局が公開しているサイトですので、信頼性が高く、非常に有効な情報かと思います。
みなさまの防災計画の一助になりましたら幸いです。

東京都防災マップ

東京都防災マップ

さて、ここから恒例の懇親会。今回は、ちよだプラットフォームスクウェアの1Fにあるカフェ「しまゆし」で行われました。
翔設計本社で行われる懇親会とはまた違った雰囲気でしたが、マンプロスタッフと理事のみなさまとの熱いトークや、理事のみなさま同士の交流は、今回もとても活発に行われました。

懇親会のご様子

懇親会のご様子

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、解散の時間になりましたが、みなさま名残惜しそうに帰られていったのが印象的でした。

さて、次回のセミナーは11月26日(土)、「理事会の為の大規模修繕の進め方 第3段」~成功例に学ぶ資産価値向上の近道~ &やがて来る設備改修工事を知っておくのテーマでお送りいたします。
また、こちらでは懇親会を「マンプロ忘年会」と銘打って開催いたしますので、みなさまぜひご参加くださいませ。
セミナー懇親会申込みフォームよりお申し込みいただけます。

投稿者:マンプロ編集長 (23)
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