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中央給湯方式について (管理組合トレンド)

(2018年4月30日)
Q.築30年のマンションで、地下にボイラー室(熱源)を持った中央給湯方式で、各戸の給湯と暖房がまかなわれています。熱源機器と配管類がそろそろ寿命となり、更新計画が進んでいます。従前通りのシステムの更新には巨額な費用が掛かることから、最近の多くのマンションのように個別給湯・暖房システムの方が経済的だとの試算が出ています。果たしてそうでしょうか。

A.ガスや重油、電気等熱源の種類にもよりますが、一般的には中央給湯方式よりも個別方式の方が、イニシャルコストもランニングコストも低いと言われています。

方式の違いと比較のポイント

マンションの場合には、中央給湯方式であれば設備の多くが共用部分となり、個別方式の場合では設備の多くが専有物となります。修繕積立金で負担する費用は、圧倒的に前者が大きいといえます。したがって、費用の大小比較というよりも、財産区分(管理区分)の変更という捉え方で考える必要があります。

 また中央給湯方式の場合、システムにもよりますが常時循環しているため、水栓をひねればすぐに温かい湯が出ます。個別方式の場合は、一般的にそうはいかない場合が多いです。シャワー等は中央給湯方式の場合は高級ホテル並みの高いシャワー圧を得る事が出来ますが、個別方式の場合はよほどの特殊機器を入れない限りそうはいきません。これらの性能の違いが、マンション購入の動機となった区分所有者の方も恐らく居られるので、実際にそのマンションの資産価値を構成する一要素となっている場合が多いです。

 したがって、単純なコスト比較だけでなく、アンケートを取る等、充分な意見収集を行い合意形成を慎重に進めることが望まれます。

鹿島出版会『そこが知りたい マンション大規模修繕Q&A』より引用

投稿者:マンプロ編集長 (49)
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